仕事が溜まっているはずなのに。。。トホホ。。。
仕事が溜まっているので、会社に行こうと思っていました。
が、誘惑に勝てずに家でグータラしてしまいました。
『クライマーズ・ハイ』をTSUTAYAで借りてきて観ました。
原作も読んでいて、とても緊迫感ある物語でした。
山登りを趣味にしている新聞社に勤める記者が、
昔の同僚の息子と衝立岩をアタックしているときに、
1985年の日航機123便の御巣鷹山墜落の時を回想するというものです。
記者の人間模様が非常濃く書かれていています。
日航機墜落の記事をひとつでも多く載せたいとおもう日航全権デスク 悠木(主人公)の思いと、
昔の栄光にすがりつく上司、販売や広告の人たち、とのぶつかり合い。
部下の渾身の記事を一面に載せてあげられない悔しい思いと、その部下とのぶつかり合い。
日航機墜落事故の新聞に載せていくという中で、
新聞屋の、それぞれの熱い想いのぶつかり合いが、
すごい緊張感で書かれています。
いつも仕事帰りの電車で読んでいましたが、
時間を忘れてページをめくっていていたのを思い出します。
そんな緊迫感が映画『クライマーズ・ハイ』でも、まあまあ表現されていますね。
壮絶な事故現場。なにしろ500人以上の人が一瞬にして亡くなったわけです。
想像できなくほどに酷い状況だったと思います。
その現場を目の当たりにした若手キャップの佐山の手記。
その後の上司や関連部門との新聞紙面を巡っての鬩ぎ合い。
緊迫感のある感じにはなっていたと思います。
堤真一さん、堺雅人さん、尾野真千子さんがいい感じで演じていると思います。
ただ、ボクは原作の方が、やはり好きですね。
作者の横山秀夫さんが、記者時代に体験した日航機墜落事故の時の状況を元に書かれたということもあり、
記者の記事への想い。読んで欲しい人への想い。新聞への想い。
それらが、この作品に凝縮されているのかなぁと思いました。
調べてみるといろいろありますね。
http://araic.assistmicro.co.jp/araic/aircraft/download/bunkatsu.html#5
http://www.youtube.com/results?search_type=&search_query=%E6%97%A5%E8%88%AA+%E5%BE%A1%E5%B7%A3%E9%B7%B9%E5%B1%B1&aq=0&oq=%E6%97%A5%E8%88%AA+%E5%BE%A1%E5%B7%A3%E9%B7%B9
ボイスレコーダのは、緊迫感あふれていますね。
ボクは、まだ中学生でした。
飛行機が落ちたというとても他人事にテレビのニュースを見ていたのを思い出します。
もう、20年以上が経過しても、ご遺族は忘れることができないわけです。
当時、ボクは、なんと軽く見ていたことか。。。
この作品は、当時の日航機墜落事故の被害に遭われたご遺族、
それらに関わった多くの人の感情が表現されていると思います。
ボクは、DVDも良いですが、原作の小説を読むことをお勧めしますね。